おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、 和歌山県の「空き家バンク」の新規登録や成約状況 について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年6月16日(月)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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新規登録、3年連続最多 空き家バンク制度開始10年、累計586件成約、和歌山県
空き家の情報を希望者に提供し、活用を促進する和歌山県の「空き家バンク」に2024年度、空き家の新規登録が296件あった。前年度より78件増え、3年連続で最多を更新した。累計登録数1391件のうち、制度開始から24年度までの10年間で、586(売買332、賃貸借254)件の成約につなげた。
空き家は放置すれば倒壊の危険性があるほか、景観や治安の悪化などを招く恐れがある。総務省が5年ごとに調査する「住宅・土地統計調査」によると、県内には10万5千戸の空き家がある。総住宅数49万6千戸に占める割合は21・2%で、21・3%の徳島県に次いで全国2番目に高い。全国の13・8%とも大きな差がある。
和歌山県は、08年は17・9%、13年は18・1%でいずれも全国3番目、18年は20・3%で2番目となるなど、高い状況が続く。
県は空き家対策や移住促進を目的に、市町村などと協力し、15年度から「空き家バンク」事業を運営している。所有者から登録された空き家の概要をサイトで公開。関心を持った移住希望者らに情報を提供する仕組み。
「バンク」への空き家の新規登録件数は15年度は55件だったが、16年度からは100件前後を推移し、22年度に過去最多の174件となった。23年度(218件)、24年度もさらに増加した。県によると、市町村が担当職員を増やしたり、空き家活用を担当する地域おこし協力隊を採用したりといった運営体制の強化などが増加の要因という。 活用希望者増加続く 地方移住に高い関心
空き家の活用を検討する側の登録者数も右肩上がりで、24年度は981人が新規登録した。地方移住への関心の高まりが要因とみられる。
初年度の15年度は12人だったが年々増加し、特に登録申請手続きをオンライン化して利便性を高めた22年度は前年度の3倍近くの626人となった。23年度769人で、24年度はさらに212人増えた。
成約に至るケースも増え、24年度の件数は139(売買93、賃貸借46)件。累計の4分の1に当たる。
県は、今後も空き家の所有者に対し、放置した場合のさまざまな影響や、対応する場合の補助制度、空き家バンク利用などの周知に力を入れる。これにより、空き家を「掘り起こし」して活用を促し、移住希望者への支援にもつなげたいとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98dd9a1c0c1b8df74105bc63eb11d15932db624c
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紀伊民報のニュースにあった和歌山県空き家バンクの話題は、「地道に続く取り組み」と「少しずつ結果に結びつき始めている」ということが印象に残りました。行政と地域が足元から対策にチャレンジしてきた結果、登録件数も成約件数も少しずつ増えてきたという話に説得力を感じます。
行政が地域おこし協力隊を配置したり、登録手続きをオンライン化したりと、地味に運用を整理してきた結果、移住希望者の登録数も増えてきたというポイントも印象に残りました。従前は空き家というと負担にばかり視線が集まりがちだったものの、整理された情報提供と地元の足元の対策により、「活用に結びつく」と言う結果に繋がってきたというわけです。
この記事を読んで、空き家対策に近道はなくても、地道に続く取り組みは確実に結果に表れてくるという印象を持ちました。行政の柔軟な運用と地域の協力というポイントも印象に残ります。地方にとって空き家は負にとどまらず、整理して活用していくことでプラスに変えていく余地があるという視点も大事にしていきたいと思います。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲