おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、 相続税に関する相談や申告がより身近なものになってきているという現状について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年4月20日(日)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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「相続税=お金持ち」はもう古い? 土地が高騰、都心では2割が納税
都市部を中心に地価が上がっています。その影響は不動産を買うときだけでなく、相続時も実感します。国税庁によると、2023年に亡くなった約158万人のうち、相続税が課された割合は9.9%。10人に1人です。10年前の13年は4.3%でした。「相続税を心配するのはお金持ちの話」。そんな考えはもう古いのかもしれません。(中野浩至)
「相続税の支払いが必要かどうか、教えてもらえませんか」。そんな相談で、東京都練馬区の60代女性がマルイシ税理士法人(新宿区)を訪れた。同居していた90代の母が最近になって死去。遺産整理をしていたが、不動産の評価額がいくらかわからなかった。
埼玉県境に近い自宅は築20年ほどの2階建て。最寄り駅から少し離れたごく普通の郊外型住宅だ。
土地は約70坪と23区内では広めだが、父が亡くなった際に女性と母が共有で相続していたため、母からの相続分は約35坪。国税庁の定める路線価をもとに、評価額は約3500万円と算出された。
遺産は不動産に加え、預貯金が約2千万円。父が残した預貯金は母がすべて相続したが、それほど使わずに残していたようだった。それ以外の遺産も含めると、相続する財産は計6千万円ほどに及ぶ。
相続税は、受け継ぐ遺産が一定額までだと課税されない。基礎控除と呼ばれ、女性のケースは他にもう1人相続人がいて4200万円。相続財産はこれを上回る。ただ、女性は母と同居していたため、「小規模宅地等の特例」が適用されるとわかった。この特例を使うと土地の評価額を8割引きにできるため、結局、納税は必要ないとわかった(特例利用のために申告書は提出する)。
こうした特例は様々な要件があり、だれでも適用されるとは限らない。マルイシ税理士法人の藤井幹久税理士は「東京23区内に持ち家のある人は、将来的に相続税の納税が発生する可能性を考えたほうがよい」と指摘する。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/fae36c8c70cd4f7e91c35d8d788810b6dfce373b
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朝日新聞の「相続税はお金持ちだけの話ではなくなった」という記事を拝見しました。都市部を中心に地価が上がる中で、相続税に関する相談や申告がより身近なものになってきているという現状が紹介されており、不動産業に関わる者として非常に興味深く読ませていただきました。
記事の中では、東京都練馬区の60代の女性が、同居していた90代のお母様の死去にともない相続税について相談する場面が紹介されています。ごく普通の郊外型住宅で、最寄り駅からも少し距離がある立地。土地の広さは約70坪、そのうち母親の相続分は約35坪でした。路線価に基づいて算出された評価額はおよそ3500万円。さらに預貯金なども加えた遺産総額は6000万円近くになり、基礎控除額(相続人2人で4200万円)を超えていたため、申告が必要なケースでした。
ただ、この女性はお母様と同居していたため、「小規模宅地等の特例」が適用され、最終的には土地の評価額が80%減額され、相続税の納税自体は不要になったとのこと。記事では「特例の活用により救われた例」として紹介されていますが、同時に「特例には要件があるため、誰もが使えるわけではない」という点も強調されています。
特に都市部においては、昔ながらの一戸建てでも地価上昇の影響を大きく受けており、「のび太の家のような住宅でも相続税の対象になる可能性がある」との指摘には、思わずうなずいてしまいました。実際、2023年に亡くなった方のうち相続税が課された割合は全国で9.9%。10年前の2013年には4.3%だったことを思えば、数字の上でも「相続税は特別な話ではなくなってきている」と言えるでしょう。東京23区内に限定すればその割合は約20%にものぼるというデータもあり、これは不動産価格の影響を如実に物語っています。
不動産に関わる仕事をしていると、相続にまつわる相談を受ける機会も増えています。相続は突然訪れるものである一方で、事前に知識を持っておくことで回避できるトラブルや、節税のために活用できる制度も数多く存在します。特に「小規模宅地等の特例」や「配偶者の税額軽減」といった制度は、正しく理解し、要件を満たす形で相続を迎えることが大切です。
今回の記事を通じて、都市部に不動産をお持ちの方は「うちは関係ない」と思わず、一度は専門家に相談することの重要性を再認識しました。資産が増えれば喜ばしい一方で、相続のタイミングでは評価額が重くのしかかることもあるという現実。今後も相続や地価の動向について注視していきたいと思います。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲