おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、福島県で相続放棄物件が増加し続けていることなどについて書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年3月1日(土)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
ーーーーーーーーーー
福島県内10年で2倍 増える相続放棄物件 美里で空き家倒壊 専門家 適切管理仕組み必要
大雪の影響により福島県会津美里町高田地域で相続放棄された空き家が2月中旬、歩道を覆うように倒れているのが見つかった。所有者不在のため、町が公金で応急修繕をしているが、現在も通行の妨げになっている。相続放棄物件は増加し続け、県内では10年間で倍増。「負動産」とも呼ばれる。倒壊や景観悪化を懸念する声が上がるが、効果的な対策を打てないジレンマがある。専門家は行政などが適切に管理できるような仕組みづくりを求めている。
〜中略〜
■少子化で負担敬遠か
福島地裁によると、県内の家裁に申し立てられた相続放棄の件数は年々増え、2015(平成27)年は2457件だったのが、2024(令和6)年は約2倍の4749件だった。増加の背景には、少子化がある。さらに維持費や固定資産税の負担を敬遠するのも要因とみられる。
所有者がいる空き家の場合、行政は必要な手続きを踏めば、勧告や命令を行った上で行政代執行で解体し、強制的に所有者から費用を徴収できる。
大阪経済法科大の米山秀隆教授(住宅土地政策)は人口減少や自然災害の頻発化などにより、悪影響を及ぼす相続放棄の空き家は増えるとみており、現状では効果的な手だてはないという。建築から解体までの建物のライフサイクルを見据えた仕組みづくりの必要性を主張する。建物を購入した段階から将来かかり得る解体費用の積み立てや民間の保険などにより「所有者の負担を増やすのが合理的だ」と提言する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f77620923f68ca2d66d61914ad1d6c0af2de776
ーーーーーーーーーー
先日、福島県会津美里町で相続放棄された空き家が倒壊し、歩道をふさいでしまうというニュースを目にしました。この道は小中学生が通る通学路でもあり、町の職員が登下校の見守りをしているとのこと。大きな事故につながらなかったのは不幸中の幸いですが、今後も同じようなケースが起こらないとは言い切れません。
近年、「負動産」という言葉をよく聞くようになりました。相続しても維持が難しい、売るに売れない、管理できないといった理由から、相続を放棄するケースが増えています。その結果、所有者不在の空き家が増え、老朽化して倒壊の危険が高まるという問題が各地で発生しています。行政が対応しようとしても、解体には多額の費用がかかるうえ、家庭裁判所に清算人を選任してもらうには時間も手間もかかるため、なかなか進まないのが現状です。その間に建物はどんどん傷み、今回のような事態につながってしまうのです。
相続放棄が増える背景には、少子化や固定資産税、管理の負担を避けたいといった理由があります。この流れは今後も続くでしょう。では、どうすればこの問題を解決できるのか。専門家が指摘するように、家を買ったときから解体費用を積み立てる仕組みを整えたり、解体費用を補助する民間の保険をもっと普及させたりすることが必要なのかもしれません。
空き家問題は、放置してしまうと地域全体に影響を及ぼします。建物が倒壊する危険があるだけでなく、景観の悪化や治安の問題にもつながる可能性があります。誰かが困ったときに対応するのではなく、問題が大きくなる前に、個人や行政、地域社会全体で対策を考えていくことが大切だと改めて感じました。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲