おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、不動産の競売物件増加について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年1月21日(火)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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競売物件数が15年ぶり増加 身の丈超えた住宅ローンで返済苦境に?
2024年の競売物件の件数が、15年ぶりに増加に転じた。リーマン・ショック後の09年以来、経済状況が不安定な中で競売物件は減少を続けていたが、なぜ今になって増えだしたのか。探って見えてきたのは「借りすぎ」や「長生き」のリスクだった。
競売物件とは、住宅ローンの支払いが滞ったことで、裁判所に差し押さえられ、強制的に売りに出される物件を意味する。
競売情報サイトを運営する一般社団法人「不動産競売流通協会」(東京都港区)が保有データを元に集計した競売物件の数は、データを取り始めた09年が約6万2000件で最も多く、10~23年まで右肩下がりで減り続けた。
企業の倒産などで家計が困窮するとみられたリーマン・ショック後は競売物件が増えなかった。同協会はその要因として、09年に施行された「中小企業金融円滑化法」を挙げる。
住宅ローン利用者らの支援を目的に金融機関に柔軟な対応を求めた制度だ。例えば、ローンの返済期間を延長して毎月の返済額を減らす、といった貸し付けの条件変更に応じる努力義務を課すなどした。制度が滞納回避につながったとみられ、10~11年は競売物件が大幅に減少している。
13年に制度が終了した後も金融庁の要請に応じた金融機関が条件変更に引き続き対応、競売物件は減り続けた。さらにこの間、13年には安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が始まり、日銀が低金利を導く大規模緩和策が開始。16年にはマイナス金利政策も導入され、住宅ローンの利用者にとって借りやすい状況が続いた。経済的打撃が大きかった20年以降の新型コロナウイルス下も競売物件は減少した。
協会の青山一広代表は「(これまでは)融資が非常に受けやすい状況にあった」と話す。コロナ対策として比較的緩い審査で資金調達が容易となり、「そうして得た資金を不動産の維持に充て、『延命』していた」とみる。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc064e49b3ab4107ecfb58152e9b267fc1782e9c
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2024年、競売物件数が15年ぶりに増加したというニュースを読み、不動産に携わる者として多くのことを考えさせられました。競売物件は、住宅ローンの返済が難しくなり、裁判所を通じて売却されるものです。これまで減少を続けていた件数が増え始めた背景には、「借りすぎ」や「長生き」という現代の課題が関係しているようです。
若い世代では、頭金をほとんど用意せずにローンを組むケースが増えています。特に共働き夫婦がペアローンで高額な住宅を購入することが増えており、その一方で返済の負担が重くなりすぎるリスクがあるようです。また、高齢者向けの「リバースモーゲージ」も、自宅に住み続けながら融資を受けられる便利な制度ですが、長生きした場合に融資が打ち切られるなどのリスクが潜んでいます。
こうした状況を受け、住宅購入やローン利用の際には無理のない計画が大切だと改めて感じました。また、もし返済が難しくなった場合は、早めに金融機関に相談することで解決策が見つかる場合もあります。このような知識や支援が広まり、一人でも多くの方が安心して住まいを守れるよう、不動産業界の一員としてできることを考えていきたいと思います。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲