おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、 相続した実家を建物付きで売るか?更地にするか?という内容について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年5月6日(火)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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相続した空き家…売るなら「建物付き」or「更地」?メリット・デメリット徹底比較【税理士が解説】
相続した土地を「建物付き」で売却するか、それとも「更地」にして売却するか…実際に土地の売却を検討したことがある方なら一度は悩んだことがあるはずです。「解体するのは手間がかかる」「費用がかさむのは避けたい」といった理由から、建物付きで売却を考える方も多い一方で、更地にしたほうが買い手が見つかりやすく、結果的に高値で早く売却できる可能性もあります。また、相続した空き家の場合には、更地にして売却することで「相続空き家の3,000万円特別控除」という大きな節税メリットを活用できることも。本記事では、「建物付き」と「更地」のそれぞれの特徴と、それに伴うメリット・デメリットを相続専門税理士の岸田康雄氏が解説します。
〜中略〜
後悔のない選択をするには
ここまで、「建物付き」と「更地」のそれぞれの売却方法について見てきましたが、どちらが正解かは一概には言えません。
建物付きで売れば、解体費用を抑えられるというメリットがありますが、買い手が限られたり、契約不適合責任のリスクを伴うというデメリットもあります。一方で、更地にすれば、売れやすくなるうえに、相続空き家であれば特別控除による節税のチャンスもありますが、解体費用がかかるという負担も発生します。
つまり、どちらが良いかは、「土地の状態」「相続の有無」「売却を急ぐかどうか」「税金対策の優先度」といったさまざまな要因によって異なるのです。
土地の売却は、大きなお金が動く重要な決断です。事前にメリットとデメリットをしっかり把握し、必要に応じて不動産業者や税理士など専門家のアドバイスを受けながら、後悔のない選択をしてください。
岸田 康雄
公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1cd6c98b69f8d76db7f2b6891a0395fa5f5841a
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相続した土地を売るときに、「建物を残したまま売るか」「更地にして売るか」で悩む人は本当に多いと思います。僕も不動産の仕事をしている中で、こうした相談を受ける機会が何度もありました。今回の記事を読んで、それぞれの選択肢にあるメリットやデメリットを丁寧に整理しておくことの大切さをあらためて感じました。
建物付きで売ることの大きなメリットは、やはり「解体費用がかからないこと」だと思います。木造住宅の解体には100万円以上かかることもあり、その出費を回避できるのは売主にとって大きな安心材料になります。また、最近では古民家をリノベーションして暮らしたいというニーズも増えており、建物の状態が良ければそのままでも十分魅力的な商品になります。さらに、住宅が建っている土地には固定資産税と都市計画税の軽減措置があるため、税金の面でもメリットがありました。
ただし、建物付きで売却する場合には、「契約不適合責任」のリスクも意識しなければなりません。たとえば、地中から古い排水管や廃材が出てきたり、建物の基礎部分に不具合があったりすると、売却後に買主から損害賠償を求められる可能性があります。僕もこうしたトラブルを聞いたことがありましたので、売却前にはしっかりと調査を行い、情報開示を丁寧に進める必要があると感じました。
一方、更地にして売る場合の魅力は、やはり「売れやすさ」だと思います。土地を探している多くの買主は、自分の希望通りの家を建てたいと考えているため、古い建物が残っているよりも、更地のほうが圧倒的に需要があります。見た目もすっきりしていて第一印象が良く、実際の内覧時にも好印象を持たれやすいですし、空き家特有の管理や防犯の負担もなくなります。
そして、相続した空き家を更地にして売却することで、「相続空き家の3,000万円特別控除」が使える可能性がある点も非常に大きなメリットだと感じました。この制度は、一定の条件を満たすことで譲渡所得から最大3,000万円を控除できるという内容で、節税効果はかなり大きいです。僕も制度を活用した事例を見たことがあり、条件に該当するなら積極的に検討すべきだと思いました。
最終的に、建物付きで売るか更地にして売るかは、その土地の状態や相続の事情、売却までのスケジュール感、そして税金対策の優先度によって判断が分かれます。土地の売却は金額が大きい分、失敗できない選択です。この記事は、そうした判断をするうえでとても参考になりましたし、僕自身も改めて基本に立ち返るきっかけになりました。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲