おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、引き渡し前の転売を禁止する方針の新築タワーマンションについて書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年11月4日(火)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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新築タワマン転売禁止の三井 他物件への広がりは「諸条件を鑑みて」
引き渡し前の転売を禁止する方針の新築タワーマンション「セントラルガーデン月島 ザ タワー」(東京都中央区)について、販売する三井不動産レジデンシャルが4日、朝日新聞の取材に応じた。全物件共通の販売方法は設けていないとしつつ、「都度各物件の諸条件を鑑みて設定する」として、他物件に広がる可能性も示唆した。
同社は取材に「都心部を中心に投機的短期転売目的と思われるマンション購入が一定数見受けられる」という認識を示した。その上で、引き渡し前の転売を禁止した理由について、同社は「居住目的の一般消費者が物件(ご希望の住戸)を購入できなくなることを防ぐため」と説明した。
引き渡し前の売却活動について、明文化して客に説明するのは同社では初めてという。詳細については「個別のご契約事項ですので詳細に開示することは控える」としつつ、「契約前より丁寧にご説明をさせていただいた上でご登録(申し込み)いただき、ご当選された方には今後、重要事項説明書にて再度ご説明する」とした。
同物件は、都営大江戸線月島駅徒歩4分の中央区月島3丁目に建設中の48階建てタワマン。総戸数744戸で、11月上旬から第1期1次の販売が始まり、2029年3月に引き渡される予定。エントリー数は約1万4千件、モデルルーム訪問者は約1300件で、予約も取りづらい状況になっていた。(小寺陽一郎)
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae96462955143b8d259d604b423c066a3706f359
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都心の新築タワーマンションで「引き渡し前の転売禁止」というニュースを見て、地方の不動産市場に関わっている僕としては、まるで別の世界の話のように感じました。記事によると、東京都中央区の「セントラルガーデン月島 ザ タワー」では、販売前から1万4千件ものエントリーがあり、購入希望者が殺到しているそうです。抽選に当たるかどうかが話題になるほどの人気ぶり。地方で同じような光景を想像するのは、正直難しいものです。
僕の暮らす地方では、まず「転売目的の購入」自体がほとんどありません。むしろ「買い手がつかない」「希望価格で売れない」といった悩みの方が圧倒的に多いのが現実です。人口減少と高齢化の進行により、空き家や売れ残り物件が増えている地域も少なくありません。そんな中で、都心では「買いたくても買えない人が出るほど人気が集中している」と聞くと、同じ不動産でもここまで状況が違うのかと驚かされます。
三井不動産が転売禁止を打ち出した背景には、「投機的な短期転売」を抑えたいという意図があるとのこと。つまり、実際に住む人よりも、値上がりを期待して購入する人が増えているということです。地方では、家を「住まい」として選ぶ人がほとんどで、投資対象として見る人はごく一部です。その意味でも、都心と地方では「不動産の価値の捉え方」そのものが違ってきているのだと感じます。
同じ日本の中で、不動産の需要と価値観がこれほどまでに二極化している。タワーマンションをめぐるニュースは、地方で暮らす僕にとって、いまの日本の住宅市場の“温度差”を改めて実感させる出来事でした。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
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