おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、 長崎県諫早市の九州ガスホールディングス(HD)と、空き家再生ビジネスを手がけるスタートアップ(新興企業)の「ヤモリ」(東京)の空き家の再生賃貸事業での提携について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年5月21日(水)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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空き家再生賃貸で提携 九州ガスHDとヤモリが国内初 物件購入や入居募集… 有効活用へ仕組み構築
長崎県諫早市の九州ガスホールディングス(HD)は、空き家再生ビジネスを手がけるスタートアップ(新興企業)の「ヤモリ」(東京)と空き家の再生賃貸事業で提携する。ガス供給の長期閉栓データを基に未活用の一戸建て住宅を購入した上で、九州ガスHDが展開する都市ガス供給、不動産売買、リフォーム事業のノウハウなどを生かし、再生した一戸建て住宅を賃貸するまでの仕組みを構築。埋もれた空き家を有効に活用し、地方創生を目指す。 空き家管理を手がけるガス事業者は複数あるが、ヤモリによると、都市ガス事業者と連携した空き家再生賃貸事業は国内で初めて。
ヤモリは2019年設立。空き家や未活用不動産の再生事業を手がけ、首都圏を中心に100戸以上の一戸建て住宅を保有し、賃貸事業を展開。地方の不動産業者やリフォーム業者とのネットワーク構築が課題となっていた。
両社は2月に業務提携契約を締結。ヤモリが九州ガスのガス供給の長期閉栓データから再生可能な物件を洗い出し、売り主との交渉ノウハウなどを九州ガスHDの不動産部門、九州興産に提供。同社が対象物件を購入し、設備工事部門の九州テクノが内装や水回りなどのリフォームを担当。この間、ヤモリが地元不動産会社に賃貸情報を提供し、入居者を募集する。空き家に残された家具などの処分も含めて引き受ける。入居後はガス供給や小規模修繕などのサポートも継続する。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec110c8505ee659b5d911e94061aafd107e51f96
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長崎県諫早市を拠点とする九州ガスホールディングス(HD)が、東京のスタートアップ企業「ヤモリ」と提携し、空き家の再生賃貸事業に取り組むという動きが報じられています。この取り組みには、都市ガス事業者ならではの独自性と、地域密着型のまちづくりへのヒントが詰まっていると感じます。
特に注目すべきは、ガス供給の長期閉栓データを活用して再生可能な空き家を見つけ出すという点です。通常、空き家かどうかの判別は不動産会社や自治体の現地調査や住民からの情報に頼る部分が大きいですが、ガスの使用状況という客観的なデータを基にすることで、効率的かつ網羅的な物件の発掘が可能になります。
このような技術的視点に加え、再生から賃貸までをワンストップで進める体制も実務的で魅力的です。ヤモリが物件の選定と再生方針を立て、九州ガスHDの不動産部門「九州興産」が物件を取得。さらに、設備工事部門の「九州テクノ」が内装や水回りのリフォームを担当し、家具の処分まで引き受ける。入居後もガス供給や小規模な修繕といったサポートが続く点も、入居者にとって安心材料となります。
ヤモリはこれまで首都圏を中心に100戸以上の空き家を再生・保有してきた実績がありますが、地方では信頼できる業者とのネットワーク構築が課題でした。その点、地域に根ざした九州ガスHDとの連携は、互いの不足を補い合う理想的な形に見えます。
すでに諫早市内で1件の空き家を購入・リフォームし、賃貸募集に入る準備が進んでおり、今後は年間10軒以上の再生活動を計画しているとのこと。対象地域は諫早市や大村市など、同社の都市ガス供給エリアが中心です。
長崎県内の空き家は11万3千戸に上り、空き家率は17.3%と高い水準にあります。こうした地域課題に対し、既存のインフラ企業と不動産スタートアップが連携し、新たな活用方法を提案していく姿勢は、今後の空き家対策や地方創生にとって大きな意味を持つ取り組みだと考えます。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲