おはようございます😃🌞
SUMiTAS徳島中央店の近藤です。
本日は、 今年度の路線価発表について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことを書かせていただきます。
以下ーー内は、2025年7月1日(土)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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県内の路線価「30年連続で下落」 全国では41位【徳島】
県内の路線価が7月1日、公表されました。
平均は、前の年と比べて30年連続で下落しています。
路線価は、国税庁が算定した主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの公的な評価額で、相続税などの基準となります。
高松国税局によりますと、2025年1月1日時点で、県内2387箇所の路線価の平均は、前の年と比べて0.4%下がり、30年連続の下落となりました。
全国の都道府県別では、前の年から順位を1つ落とし41位です。
県内で最も高かったのは、19年連続で徳島市一番町3丁目の徳島駅前広場通りで、29万5000円でした。
高松国税局は、不動産鑑定士などの意見として「賃貸テナントも上向きになっている様子で、コロナ禍による落ち込みからほぼ脱却し、市場動向が改善している」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b79cf099759187a6a8b03ebe47ba551c4677182
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2025年7月1日、徳島県の令和7年度路線価が公表されました。県内の平均は前年より0.4%下がり、30年連続の下落となりました。全国順位は41位。地元に住み、不動産に関わる身としては、もはや「今年もまた下がったか」と半ば慣れてしまった感もあります。
しかし今、私たちは食料品や光熱費、保険料など、生活に欠かせない支出の値上がりを日々実感しています。全国的に物価が上がる中で、土地の価格だけが下がり続けているというのは、どこかちぐはぐな印象すら覚えます。
地価が下がれば、「買いやすくなった」と感じるかもしれませんが、そう単純でもありません。住宅を建てるための資材費や人件費は上昇を続けており、実際には家を持つコスト全体はむしろ重くなっています。土地が安くても、建物が高くては、トータルの出費はむしろ増えることになります。
また、相続によって土地や家を取得した方のなかには、「とりあえず持っておこう」と放置しているケースも多く見られます。しかし、固定資産税や草刈り、修繕費、さらには解体費など、所有しているだけで発生するコストが重くのしかかってきます。
中心市街地の一部ではテナント需要の回復など明るい兆しもありますが、多くの地域では需要が乏しく、売却や活用が難しいままの不動産も少なくありません。
こうした中で、空き家バンクやリノベーションの提案、移住促進制度の活用など、地域ぐるみで不動産を「動かす」工夫が必要だと感じています。資産としてではなく、「誰かの暮らしの場」として不動産の価値を再構築することが、今後の地方に求められる姿勢だと思います。
物価が上がり続ける時代だからこそ、不動産の持ち方や売り方、そして活かし方を、あらためて見つめ直すべきタイミングに来ているのではないでしょうか。価格だけにとらわれず、暮らし全体にとって本当に価値ある土地とは何か。そうした問いが、これからの不動産の選び方や扱い方に必要になってくると感じます。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲